今日からでもできるSDGsを取り入れた生活

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SDGs

今日から始めよう

近頃、テレビでも特集が組まれたり、CMでも聞くことがある「SDGs(読み:エス・ディー・ジーズ)」という言葉。

意味や目的を知り始めている人も多いと思います。

そして興味を持ち自分に何かできることはあるのか、今日から、明日から、できることは何があるのか知りたい人のためにすぐにできる「SDGs」をご紹介いたします。

知っておこうSDGs

SDGsとは

Sustainable Development Goalsを略して「SDGs」、持続可能な開発目標と訳されます。

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

17のゴール

1. 貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困を終わらせる。

2. 飢餓をゼロに

飢餓を終わらせ、食料安全保障と栄養改善を達成し、持続可能な農業を促進する。

3. すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。

4. 質の高い教育をみんなに

全ての人に包摂的で公平な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。

5. ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し、全ての女性と女児のエンパワーメントを行う。

6. 安全な水とトイレを世界中に

全ての人々に水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。

7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに

全ての人々にアクセス可能で、信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーを提供する。

8. 働きがいも経済成長も

持続可能な経済成長と、すべての人々のための働きがいのある人間らしい仕事を促進する。

9. 産業と技術革新の基盤を作ろう

強靭なインフラを整備し、持続可能な産業化を推進し、イノベーションを促進する。

10. 人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の不平等を是正する。

11. 住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市および人間居住を実現する。

12. つくる責任 つかう責任

持続可能な消費と生産のパターンを確保する。

13. 気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響に立ち向かうための緊急対策を講じる。

14. 海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋と海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。

15. 陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復、持続可能な利用を促進し、森林の持続可能な管理を行い、砂漠化に対処し、土地の劣化を防止し、逆転させ、ならびに生物多様性の喪失を止める。

16. 平和と公平をすべての人に

持続可能な開発のために平和で包摂的な社会を促進し、全ての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルで効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。

17. パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

地球規模の問題に取り組むための包括的なフレームワークを提供し、政府、企業、市民社会が協力して実行することが求められています。

参考外務省 SDGsとは?

サステナブルとは

サステナブルは維持するという意味のsustainと、できるという意味のableからなり「持続可能な」という言葉の意味をもっています。

サステナブルな社会を目指す、というような使い方でよく耳にします。持続可能な社会を目指す。持続可能な社会とは、環境や資源は無限ではありません。

未来も地球で暮らせるように一人一人が環境や資源にできることをして次の世代へ繋げていく社会にしようという意味です。

どんなことができる?

SDGsについては色々な媒体で情報を得ることができるようになってきています。

しかし情報は多くありますが、その中から自分にできることを探すのはまだまだ難しく感じます。

そこで今日からでもすぐにできることを紹介します。

エシカル消費からはじめよう

スーパーで食料品を買うときにできることがあります。

食料品には一定の基準を満たしたものにはパッケージに様々な機関が認めた証である認証マークがついています。

その中でも下記で紹介するマークは自然や資源、動物に配慮のある生産方法を選んで作られているものや、労働環境が適切に守られた中で作られた商品につけられています。

こういった商品を1つでも多く選んで買うことが今日できるサステナブルな活動の始まりです。

買うことは選ぶことです。改めて時間をかけてできることを探し、行動するのは大変なことです。

しかし食料品の買い物であれば誰もが今日できます。

ここでは紹介できなかったマークもたくさんあります。

いつもと視点をかえて買い物をしてみませんか。

有機JASマーク

有機・オーガニック食品の証しです。マークは太陽、雲、植物をイメージしたマークです。

農薬や化学肥料を使用せず自然界のちからで生産された農産物、畜産物、加工食品につけられています。

エコマーク

「生産」から「廃棄」までのライフサイクル全体をとおして環境負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられるマークです。

海のエコラベル MSC認証(Marine Stewardship Council/海洋管理協議会)

海洋管理協議会の定めた規格に適合した水産資源と、環境に配慮した漁場で獲られた水産物につけられるマークです。

ASC認証(Aquaculture Stewardship Council/水産養殖管理協議会)

上のMSC認証は天然の水産物に対するマークでしたが、このマークは養殖業による水産物に対するマークです。

環境への負担や、地域社会に配慮した養殖業で生産された水産物につけられるマークです。

FSC認証(Forest Stewardship Council/森林管理協議)

適切に管理された森林から伐採された木材などによってつくられた製品につけられるマークです。

GOTS認証(Global Organic Textile Standard/オーガニックテキスタイル世界基準)

原料の収穫から製品化まで環境負荷が少ない製品につけられるマークです。

レインフォレスト・アライアンス認証(Rainforest Alliance)

人と自然がこれから先の未来も共存していくために社会的、経済的、環境的にそれぞれの要件に基づき製品化されたもの、もしくは要件に基づく原材料が使われている製品につけられるマークです。

国際フェアトレード認証ラベル(The FAIRTRADE Marks)

開発途上国の小規模生産者・労働者の持続可能な開発を促進することを目指して社会的、経済的、環境的に適用される基準に基づき取引き、生産された製品につけられるマークです。

SDGs

個人でできる事もたくさん

まとめ

持続可能な開発目標、と聞いてすぐに自分ができることは何か理解する人は少ないと思います。

そのためにメディアでは理解を深めるためにあらゆる切り口でSDGsについて考え、理解するコンテンツが増えてきています。

1人で行動するには難しいこともあります。しかし今回紹介したように日常生活の中でできることはたくさんあります。

  • 買い物であればビニール袋を使わず、エコバックを使う
  • 食品ロスを無くす
  • 食べきる分だけ買い、食べきれない分は冷凍保存をしたり、作り置きをして食べきるようにする
  • コーヒーショップなども日常的に利用するのであればタンブラーを持参する

など、当たり前にやっていることもあると思います。

1人1人ができることから始めていきたいですね。