知っていますよね?恥をかかないお年玉の相場とマナー

12月に入ると、年明けのことを考える時期になりますが、そこで悩ましいのが「お年玉」ではないでしょうか。

たかがお年玉、されどお年玉ということで相場やマナーは知っておきたいもの。

親戚の子供、友達の子供など渡す相手が複数で、しかも年齢がバラバラというケースも少なくありません。

今回は、「お年玉」について年齢別の相場やマナーについて解説してきます。

お正月にかかせないお年玉

お年玉のマナー

お年玉は何歳まで?

一般的にお年玉は高校生まで、成人までというケースが多いと言われています。

大学生になると、バイトを始めたりして収入を得ることができますので、それを期にお年玉はストップしたという家庭もあります。

家庭により考え方が異なるため、親戚や友人間でお正月を迎える手前に話し合いをしてみるといいですね。

ポチ袋には何を書く?

ポチ袋には

  • 相手の名前(表)
  • 自分の名前(裏)

を書きます。

自分の名前を書くことで、誰からいくらもらったか分かりやすくなります。

ポチ袋にもいろいろな種類がありますので、子供の好きなキャラクターがあればそのキャラクターのポチ袋を利用すると喜ばれるのではないでしょうか。

お札の折り方

先ほどもお話ししたように、ポチ袋は種類がたくさんあります。

小さいものから札を折らずに入れることができるタイプまで様々です。

小さいものの場合は、表面がうち側になるように、三つ折りにします。

できれば新札(ピン札)を用意しましょう。

新札は銀行の窓口で受け取ることができます。

目上の方の子供に渡す場合は注意

知らない方も多いと思いますが、お年玉は目上の者から目下の者に渡すというもの。

上司や先輩のお子さんには渡さないというのが一般的です。

もし何か渡したい場合は?

「お年賀」としてお菓子を持参したり、図書券などのギフトカードを渡すというのもおすすめです。

お年玉のNG行為

お年玉にもタブー行為というものがあります。

現金を包まず渡す

現金を包まずに渡すのはNG行為です。

お金は必ずポチ袋に入れて渡すようにしましょう。

最近ではコンビニでポチ袋を買うこともできますので急に必要になった時便利です。

縁起の悪い数字は避ける

お年玉は日本で縁起が悪いとされている「4」や「9」のつく金額は避けた方が良いでしょう。

4,000円や9,000円、ごろの悪い4,500円などは避けたほうがベターです。

喪中の場合は配慮を

喪中の場合は「お年玉」という名目ではなく「お小遣い」として渡すなど、配慮も必要です。

お小遣いとして渡す場合、お年玉用のポチ袋ではなく、封筒に入れましょう。

お年玉の相場はいくら

お年玉の金額は多すぎても子供の親に気を使わせてしまいます。

相場は地域や家庭により異なりますが、今回は一般的な相場を紹介します。

未就学の子供

小学校に入学していない子供の相場は500円から1,000円程度のようです。

スーパーやコンビニでお菓子を買える程の金額でよいでしょう。

小学生

小学生低学年の場合は1,000円から3,000円程が相場のようです。

子供同士で出かけて少し買い物ができる程度の金額と考えておけばよいでしょう。

中学生

中学生に入ると、5,000円程が相場。

自分の好きなものを買ったり、貯金に回したりとお金を管理したり、使う場も増えてきます。

高校生

高校生の相場は5,000円から10,000円程です。

ご紹介したものはあくまで一般的な相場です。

渡す相手との関係性や、地域によってことなるので大人同士で事前に相談してみましょう。

現金以外のお年玉

お年玉は一般的に「現金」で渡されますが、そのほかにも

  • 図書券などの金券
  • 品物
  • キャッシュレス

など選択肢は広がっています。

図書券などの金券

本が好き、欲しいとわかっている場合には図書券をお年玉として渡すこともできます。

品物

何か特定の物が欲しいということがわかっている場合は品物をお年玉として渡すのもよいでしょう。

特にお金の価値が分かりづらい未就学児にはおもちゃなどをプレゼントすると喜ばれるのではないでしょうか。

キャッシュレス

LINE PayやPay Payなどを使って送金、QUOカードなどを渡す形です。

その他にも好きなゲームのゲーム内通貨を送ることもできます。

これからはお年玉もキャッシュレスの時代になるかもしれませんね。

まとめ

お年玉のマナーや相場についてみてきました。

お年玉は堅苦しく考えず、基本的なマナーを知ったうえで気持ちと共に渡すようにすれば子供たちも喜んでくれます。