周りと差がつくスライド貯金!普通の貯金との違いや楽しく進めるコツを紹介

毎月数日分のやりくりでお金が貯まる?

決まった自分の収入の中で貯金を進めていくのは案外難しいものですよね。

コツをつかめずに、貯金が全く進んでいないという人も多くいます

今回は「スライド貯金」について紹介します。

スライド貯金

スライド貯金とは

スライド貯金は、1か月の収入でやりくりをする日数を「1か月間」とせず、やりくりの周期を「1か月+数日増やして」行う貯金方法です。

周期を「数日増やす」ことで、その分のお金が少しずつ貯金されていくシステムとなっています。

スライド貯金の進め方

スライド貯金は実際にどのように始めたらよいのでしょうか。

  1. 1か月の変動費を割り出す
  2. スライド貯金日数を決める
  3. 変動費の管理方法、家計簿を使うかを決める
  4. 給料日からスライド貯金スタート!

1か月の変動費を割り出す

変動費:給料-固定費(家賃や保険料などの固定された出費)

まずは1か月の変動費を割り出す必要があります

変動費は人により異なります。

給料から家賃や保険料など固定された費用を差し引きします。

固定費は必ず払わなければいけない費用ですので、スライド貯金をする場合には使えるお金から先に外しておきます。

割り出された変動費でスライド貯金を進めていきます

スライド貯金日数を決める

先ほど計算した変動費をまずは5週間で割り、1週間に使える金額を割り出します

その費用で1週間やりくりができそうな場合は、次の項で紹介する「35日スライド貯金」を参考に進めていきましょう。

割り出された1週間の費用でのやりくりは厳しい、と感じる場合はスライド日数を減らして進めていきましょう。

次の項で紹介する「+3日スライド貯金」がおすすめです。

変動費の管理方法、家計簿を使うかなどを決める

変動費をどのように管理するかを決めます。

袋分け管理

初めての方へおすすめの方法は「1週間の変動費を封筒で管理する」というもの。

封筒に入った金額で1週間やりくりを進めていきます

目に見える管理方法なので、家計簿をつけるのが苦手な人には特におすすめです。

出費や日付を袋に直接かけるのもメリットですね。

家計簿を使う場合

スライド貯金の家計簿のつけ方は普通の家計簿と違い、日にち追加して必要経費を記入していく必要があります。

固定費は今まで通りですが、スライド貯金分は「スライド貯金の日数」に併せて記入します。

スライド貯金用のアプリもあるので、家計簿をつけたいという人はそちらもチェックしてみて下さいね。

給料日からスタート!

スライド貯金の前準備ができたら、給料日からスタートしましょう。

スライド貯金の例

初めての人におすすめ「+3日スライド貯金」

いきなり大幅なやりくり日数をプラスしてしまうと、生活が苦しくなる、貯金が嫌になってしまうことも。

まずは「1か月+3日」のスライド貯金から始めてみるとよいでしょう。

1か月の収入で「1か月+3日」分をやりくりします。

給料日の例
  • 給料日毎月20日
  • 1月20日からスライド貯金開始

スライド貯金

時間はかかりますが、無理なく進めることができます。

次に紹介する35日スライド貯金よりは時間がかかりますが、初めてのスライド貯金を行う場合は、ほんの数日のやりくり日数をプラスする方が長続きし、プレッシャーもなく進めることができます。

慣れてきたら「35日スライド貯金」

スライド貯金の中でもポピュラーに行われているのが「35日(5週間)スライド貯金」です。

1か月分の収入で35日やりくりをする仕組みです。

給料日の例
  • 給料日毎月20日
  • 1月20日からスライド貯金開始

スライド貯金

 

この場合、12か月間を11か月分の給料でやりくりすることとなります。

クレジットカード利用に注意

クレジットカードは指定日に引き落としをされることが一般的ですが、目に見えない支出となり忘れがちです。

クレジットカードを利用した場合は、その分の金額を「袋分け管理」をしている現金から取り、クレジットカード利用分の引き落としをされる口座に入金する必要があります。

スライド貯金に使える節約術

安く手に入る食材を活用

スライド貯金だけにとどまらず、安く手に入る食材を活用することで節約につながります

例えば、豆腐や鶏むね肉は比較的安く手に入り、色々な料理に利用することができます。

節約中でもバラエティーに富んだ食事を作ることができますね。

ポイントを活用

最近ではネットスーパーなどを利用するとポイントが加算され、貯まったポイントで買い物をすることができるサービスがあるスーパーもあります。

実際にスーパーに出向く手間を省け、かつ無駄なものを買うことも少なくなります。

冷凍をマスターする

お肉、傷みやすい野菜などでも冷凍をして保存期間を延ばすことが可能な食材もあります。

冷凍の期間が長いと味が落ちる場合もありますので、食材を無駄にしないために使い切る日にちを記載して冷蔵庫に貼っておくなどの対策をするとよいでしょう。

スライド貯金を無理なく進めるコツ

ゲーム感覚で進めよう

まず始めは、ゲーム感覚でスライド貯金を進めていきましょう。

「+〇日」だと余裕だから、増やそう、ちょっと厳しいから減らそうなど楽しみながら進めると長続きします。

自分へのご褒美を目標に

スライド貯金が成功した時に「自分へのご褒美」を買うということを目標にするのも貯金を楽しむ方法の一つです。

自分へのご褒美はモノである必要はなく、例えば「少し高級なフレンチでランチをする」などでもOK。

貯金をする先に楽しみがあると長続きしやすいですね。

 

まとめ

ただ単に貯金を進めるのとは少し違うスライド貯金方法です。

スライドさせる日数は、まずは数日から始めてみるとよいでしょう。

少しの工夫で、少しずつ自然と貯金を進めることができます。

大切なのは「楽しみながら行う」ことです。

スライド貯金が成功した場合に「プチ贅沢」をすることを目標に進めると、先に楽しみがあり続けやすくなるのではないでしょうか。

さっそく次の給料日から「スライド貯金」を始めてみませんか?