もう無駄にしない!食材の正しい保存方法を食材ごとにチェック

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みなさんは食材を長持ちさせる保存法をご存知でしょうか。

最近食材の値段高騰が話題ですが、購入した食材はできるだけ長持ちさせて無駄のないようにしたいところですよね。食材ごとに正しい保存方法を実践すれば、今までよりもずっと長持ちする可能性があります。

これから一人暮らしを始める自炊初心者さんにもできる方法もご紹介します。

自炊初心者さんにも!食材の正しい保存方法とは

正しく保存すれば長持ち!野菜の保存方法は?

一人暮らしサイズの冷蔵庫などでは、野菜室がない事が多いです。野菜室がなくても上手に保存するには、乾燥対策や保存温度に秘密があります。

よく使う食材についてご紹介します。

キャベツは芯をくり抜く

キャベツは、洗わずに芯をくり抜いて冷蔵保存しましょう。洗うと痛みの原因になってしまいます。

芯はキャベツにとっての成長点と言われており、そのままにしておくと葉の栄養が奪われてしまいます。包丁で切り込みを入れ、指で引き抜いておきましょう。あらかじめ食べやすい大きさに切ってポリ袋に入れ、冷蔵保存しておくと使いやすいですね。

にんじんは立てて冷蔵保存

にんじんは涼しいところを好むため、冷蔵庫で保存がおすすめです。

水気があると腐ってしまうため、キッチンペーパーに包むことで長持ち。にんじんの冷蔵保存のコツは、立てておくことです。収穫前のような状態にしてあげることで、ハリのある状態が長く続きます。

いも類は新聞紙に包んで常温保存

じゃがいもやさつまいもなどのいも類は常温で1ヶ月程度保存できます。

常温保存する場合はポリ袋ではなく、チラシや新聞紙に包んで保存しておきましょう。ポリ袋を利用すると湿気がこもってしまい、カビの原因になります。

ねぎは切って冷凍すると使いやすい

ネギは常温保存できます。

洗わずに、紙袋や新聞紙に包んで立てて保存します。ネギは使いやすい大きさに切って保存するのもおすすめです。斜め切りや小口切りにして冷凍しておくと、調理の際にさっと取り出して使いやすいですね。

冷凍保存をする場合は1ヶ月程度日持ちします。

 安い時に買っておきたい!お肉の保存方法は?

セール時に買っておきたいお肉ですが保存方法はどのようなものがあるのでしょうか。

大容量パックの方がお得ですが、なかなか食べきれませんよね。お肉は新鮮な時に冷凍保存するのがおすすめです。

薄切り肉は1食分ごとにラップで包んで

薄切り肉は、食べやすい大きさに切って1食分ごとに冷凍保存します。

乾燥を防ぐため、ラップで包んでからポリ袋に入れるのがおすすめです。冷凍する場合は流れ出ているドリップ(赤い液体)は拭き取ってから包みましょう。料理酒を適量ふりかけておくと、パサパサにならずに保存できます。

鶏肉は一口大に切って冷凍保存

鶏肉は牛肉や豚肉よりも柔らかく、水分が多いので傷みやすいといわれます。

購入した当日〜2日以内程の鮮度の良い状態で冷凍するのがおすすめです。切らずに冷凍してしまうと解凍が大変なので、あらかじめ一口大に切ってからラップでぴっちり包み、冷凍します。

お肉は下味冷凍もおすすめ!

お肉は下味をつけてから冷凍しておくと、解凍して焼くだけで一品完成するのでおすすめです。

豚肉100gに対して醤油、料理酒、生姜チューブを各小さじ1ずつを合わせて冷凍しておくと、あとは焼くだけの生姜焼きがストックできます。冷凍保存中に味が染み、お肉も柔らかくなって美味しいですよ!

すぐに食べきれない、お米やパンの保存方法は?

パンやお米は食事に欠かせない食材ですが、正しく保存することで美味しさを保つことができます。

基本的な保存方法をご紹介します。

炊く前のお米は冷蔵保存を

お米の天敵は虫です。

温かい場所に置いておくと虫がつきやすくなってしまうので、冷蔵庫での保存がおすすめです。お米は乾燥しており、周りのニオイを吸収しやすいため、ニオイの強い物(漬物など)からはなるべく離し、密閉した容器に入れて保存しましょう。

炊いたご飯は粗熱をとって冷凍

炊いたご飯は、時間が経つにつれて美味しさが失われてしまうため、炊いた直後の食事で食べきれない分は、すぐに冷凍するのがおすすめです。お米の中のデンプンが老化し、水分が逃げて硬くなるのを防げます。

ご飯が熱いうちに保存容器やラップで包み、粗熱が取れたらすぐに冷凍庫に入れます。

パンは一つずつ包んで冷凍

意外にカビやすいパンは新鮮なうちに冷凍しましょう。

冷凍庫は乾燥しているため、1つずつラップで包んで保存しましょう。焼くときは、霧吹きなどで水分を少しかけてあげるとふっくらしっとり焼き上がるのでぜひ試してみてくださいね。

食材

正しく保存して長持ちさせよう

まとめ

食材を正しく保存することは、環境や家計、時間全てにメリットがあります。調理時間の削減や、買い物の回数も減らせるので自由な時間も増えますね。

これから自炊を始める人も、今までなんとなく食材を保存してきた人も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

参考:沼津りえ(2020)「食材保存大全」主婦の友社
参考:味の素「食材の保存方法」https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/basic/vege_keeping/