スマホやAIの進歩にともなって「プログラマー」という言葉をよく聞くようになりました。
身近な道具やサービスも、プログラマーのおかげで開発されたり、成り立っているものが多くあります。
しかし、どんな仕事なのかあまり知らない方も多いのではないでしょうか?
実は、ひとえにプログラマーと言っても種類はいくつかあるのです。プログラマーの仕事内容や種類、気になる年収について深掘りします。
プログラマーって実際どんな仕事?
プログラマーの基礎知識
そもそも「プログラミング」「プログラマー」とは?
プログラミングとは、コンピュータに色々な処理を指示することです。
この指示は、プログラミング言語と呼ばれる専用の単語や構文を使って行います。
プログラマーとは、プログラミング言語を用いてコンピューターを動かし、システムやサイトを作っていく仕事です。
プログラミング言語は数え切れないほどの種類があり、プログラマーによって得意な言語が異なります。
プログラマーの仕事内容は?
プログラマーの主な仕事は、仕様書に基づいてプログラムを書き、納期までにアプリやウェブサイト、システムなどを作ることです。
また、作ったシステムやサイトにトラブルがあれば対応するのもプログラマーの仕事です。いわば、IT界の大工さんのような存在ですね。
一人で完結する仕事もあれば、複数人が手分けして行う仕事もあります。
エンジニアとの違いは?
エンジニアとプログラマーは似ているようで、仕事内容が少し異なります。
エンジニアはプロジェクト全体を指揮し、スケジュール管理や仕様書の作成などプログラミング以外の仕事も行います。
プログラマーは、プロジェクトの設計が完了してから参画することが多く、実際のプログラミングを主に行います。
一般的に、エンジニアの方が仕事内容の幅が広く、プログラマーの方が仕事内容が深いといえます。
プログラマーの種類はたくさん
プログラマーの分野は8種類
プログラマーと一口に言っても、大きく分けて次の8つの分野があり、活躍場面が異なります。
- Web系:通販サイトやSNS関連
- 通信系:Wi-Fiや電話などの通信システム関連
- 組み込み系:家電や自動車関連
- ゲーム系:ゲーム関連
- アプリケーション:スマホやPCアプリ関連
- オープン系:様々な環境で使えるシステムの開発
- 汎用系:国や企業の大規模なデータ管理システムなど
- セキュリティ系:ウイルスや不正アクセス対策
IT技術の進歩に伴ってプログラマーの仕事は多様化しており、求人も増えています。
それぞれに必要なスキルは?
プログラマーに最も必要なのは、分野に合ったプログラミングスキルです。
分野によってメインで使用するプログラミング言語が異なるので、やりたい仕事があれば、それに活かせるプログラミング言語を学ぶという流れが一般的です。
プログラマーになるために必要な資格はほとんどありませんが、「技能者認定試験」などの資格を持っていれば就職に有利でしょう。
プログラマーはどこで働いている?
プログラマーの勤務先は、Webサイトの制作会社やソフトウェア開発会社、IT系のメーカー、ゲームメーカーなど多岐にわたります。
また、IT系以外の会社や官公庁に所属してシステムの作成や管理を行う人もいます。
プログラマーはパソコンがあればほとんどの業務ができるのが特徴です。そのため、在宅勤務やワーケーションをしている人も多くいます。
プログラマーにまつわる気になるアレコレ
プログラマーの年収は?
プログラマーの平均年収は425万円程度といわれており、平均的といえるでしょう。
しかし、この中には副業プログラマーやエンジニア業務も兼ねている人など、様々なタイプの人がいるので、一概には言えないところもあります。
大きなプロジェクトに参画したり、資格を持っていると年収が上がる傾向にあり、環境やスキル次第では年収1000万円も目指せるようです。
参考:プログラマーの年収
プログラマーに向いている人は?
プログラマーに向いているのは、勉強が好きで探究心や向上心がある人です。
IT業界の技術は日々上がっており、その都度知識や常識も変わります。
そのため、仕事を始めてからも常に情報を更新し、学び続ける必要があります。
多くのプロジェクトにはルールや納期があります。
そのため、それらをきちんと守れる人が向いているでしょう。
プログラマーはどうやったらなれる?
プログラマーになるには、プログラミングを学び、会社員として専門部署に入るか、フリーランスとして開発プロジェクトに参加することが必要です。
プログラミングの学習方法はたくさんあります。
例えば、プログラミングスクールや専門学校、職業訓練校に通うなどです。
また独学でも学習は可能で、動画学習や専門書を使って働きながら学ぶ人も多いです。
まとめ
私たちは色々な場面でプログラミングの恩恵を受けており、プログラマーは現代社会において必要不可欠な存在です。
今回の内容で、プログラマーを少しでも身近に感じていただければ幸いです。
プログラミング教育が小学校で必修化されるなど、今後もニーズは高まっていくでしょう。
最近では、色々な専門書が販売されているほか、YouTubeなどの動画教材も増えています。
プログラマーの仕事が気になった方は、さらに深く調べてみてはいかがでしょうか?