車の価値が減少する主な原因は、時間の経過や使用に伴う消耗などですが、これはすべての車に当てはまるわけではありません。では、どのような車種が価値の低下を抑えているのでしょうか。
トヨタ「ランドクルーザー」トヨタのランドクルーザーは、国内外で高い需要を誇る本格的な4WD車です。その派生モデルであるプラドも、新車から3年経過しても残価率が60%を超える高水準を維持しています。これは、一般的な車種の3年目の残価率が40%~50%程度であることと比較すると、その高さがうかがえます。
ランドクルーザーは強力なエンジンと卓越した走破性を誇り、最大8人まで乗車可能な広い室内も魅力の一つです。古いモデルでも海外への輸出需要があり、走行距離の影響が比較的少ないのが特徴です。
トヨタ「ハイエース」
トヨタのハイエースは、中古車市場でも常に高い人気を誇る定番車種です。特に「スーパーGL系」は、新車から5年経過しても50%以上の残価率を保ち、DX系も3年経過後でも60%以上の高い残価率を誇ります。
ハイエースは商業用途だけでなく、多様なグレード構成とカスタマイズの自由度から、個人ユーザーにも人気があります。また、ディーゼルエンジン搭載モデルがあり、その耐久性と信頼性も魅力の一つです。
トヨタ「ハリアー」
トヨタのハリアーは、高級SUVとして初代から人気を博しています。その残価率も新車から5年経過しても50%以上を維持し、特に上級グレードや人気のボディカラーでは更に高い価値が見込まれます。
若い世代を中心に高い需要があり、古いモデルでも需要が根強いため、高値での取引が多いです。
日産「エクストレイル」
日産のエクストレイルは、オフロード走行能力とシティユースの利便性を兼ね備えたSUVです。その残価率は新車から3年経過しても50%以上を保ち、需要の高さがうかがえます。
特に後部座席の広さや使い勝手の良さから、幅広い層に支持されています。
日産「セレナe-POWER」
日産のセレナe-POWERは、優れた燃費性能と操作性の良さで人気を集めるミニバンです。その残価率は3年経過しても50%以上を維持し、特にハイウェイスターグレードが高い評価を得ています。安価で購入できることから需要が高く、内外装の状態が良ければ高値で買取される傾向があります。
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